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2023年 3月 19日 Last Message

みなさんお久しぶりです!

早稲田大学国際教養学部4年の佐藤です

先日新宿御苑に遊びに行ったのですが、

桜が既にちらほら咲いていて春の訪れを感じました。

春と言えば出会いと別れの季節で、別れを惜しむ人が多いですが

私はどちらかというとこれから出合う新しいものや人にワクワクする派です。

さて、久しぶりのブログで少々緊張しておりますが、

この度本日をもちまして担任助手を卒業します。

なので、今日はこのブログを通してこれまで関わってくれた生徒の皆さん、

そしてこれから大学受験に臨む受験生に感謝と別れの言葉を述べたいと思います。

 

別れの言葉として私がみなさんに残したい言葉は

「選んだ道を正解にする」

この一言です。

 

これは私の尊敬する先輩がおそらくどこかから拾ってきたと思われる言葉です。

どのような文脈で言っていたのかはさっぱり忘れてしまったのですが、

自分の中ですごく心に残っている言葉なので最後にみなさんに伝えたいです。

思えば、大学受験の際も私の卒業高校は大学受験に積極的ではなく、

一般受験をする人はマイノリティでした。

ましてや、偏差値も高くないのでマーチですら少数で、

早稲田に行く人なんていませんでした。

そのような環境で、早稲田大学に入る為に必死で勉強し、

なんとか合格することができました。

しかし、合格した国際教養学部、商学部、文化構想学部の中で

どの学部に行くかという贅沢な悩みが生じ、

順当にいけば第一志望学部の国際教養学部にすればよいのですが、

自分は海外経験がなく、かつ学費が高いという点で進学を一瞬躊躇いました。

国際教養学部への進学は自分の一番望んだ道ではありましたが、

いざ資格を得ると目の前に現れたいばらの道にひるんでいました。

最終的に商学部か国際教養学部かで悩んだ時に、

どちらの道を選んでも後悔や反省は必ず残る。

それなのであれば、自分の成長のために険しい道を、

4年後どちらの道を歩んだ自分を見てみたいのか。

大学受験を乗り越えた自分なのであればきっと大丈夫だ

という想いを胸に国際教養学部に進学しました。

 

そして、この3月で国際教養学部を卒業するわけですが、

この学部に進学して大正解でした。

すべて英語の授業に苦しみながらもなんとか食らいつき、

3年生の時にはオンラインで北京大学に留学をし、

英語だけでなく中国語にも苦しみ、

卒論ではテーマ設定から英語での執筆まで四苦八苦し、

決して楽な道のりではありませんでした。

しかし、この道を選んでよかった。

自分の選択が間違っていなかったのではなく、

自分の選択を正解にすることができました。

 

人生は選択の連続です。

どの大学に進学するか、

どの学部を選ぶか、

どのバイトを始めるか、

誰と付き合うか、

どの企業に就職するか。

もしくはこれらの逆を取るか。

絶えず選択が迫ってきます。

私も大学卒業後の進路において、

就職をするか、大学院に進学するかで岐路に立ちました。

内定先の企業に進めば、それなりの収入と社会的地位を手に入れることができる。

また、外資系の企業であるため海外で働くチャンスもある。

自分からすると願ったり叶ったりの環境でした。

一方大学院は、自分が将来思い描いたキャリアプランへのつながりがあり、

学びたいことやりたいことに対して使える時間を生み出すことができる。

両者を比較検討したうえで、

今しかできない選択、

かつ将来自分が後悔しない選択は何かを考えたところ、

大学院の選択を取りました。

文系大学院は日本社会において価値が低く、

一般的には勧められた選択ではありません。

ただ、「一般的」や「世間体」なんてくそくらえです。

自分の選択において重要になのは、どこかの誰かの意見ではありません。

「自分自身」が何を考え、何をしたいのか。それだけです。

その時代の常識や一般論が自分の意思と反するのであれば、

そんなものが通用しないぐらい、

自分がルールを作り出せるぐらいの力を発揮すればよいのです。

少し話が脱線しましたが、

20代の学部卒の今だからこそできることを考えて

私は京都大学公共政策大学院に進学します。

内定先の企業、またお世話になった方々には申し訳がないのですが、

自分の選んだ道でしっかりと成長していきます。

 

大学院進学後も選択の連続で、間違えたり失敗することもたくさんあると思います。

しかし、

私は自分の選択に自信を持って、

自分の進んだ道を正解にしていく努力を怠りません。

 

少々長くなりましたが、

これから大学を受験する、大学に進む、就職活動をする

全ての生徒、元生徒のみなさんに伝えたいことは

「選んだ道を正解にする」ということです。

何か一つのことにひたむきに、

がむしゃらに取り組んだことのある皆さんなら絶対にできます。

誰かではなく、あなた自身の意見と考えを持ち、

誰かが作った道ではなく、あなた自身が作り上げる道を進んでください。

その先にはきっと見たこともないワクワクする世界が広がっているはずです。

もし、今自信がなくて、選ぶとか正解にするとかできないと思っている方は、

とりあえず動いてみましょう。

自信というのは後から湧いてくるものです。

だから、思い切って虚勢を張ってみましょう。

自信が無くても、自分には自信があると思い込むだけで、

意外と上手くいくものですよ。

そしたら、なんとなく実績が伴ってきて内なる自信が少しずつ生まれてきます。

勘の鋭い方は薄々気づいているかもしれませんが、

結局大切なのは「行動」です。

とりあえず行動して、後からその行動に意味を与えていきましょう。

意味あることばかりに行動を起こしていても、

つまらなくなってしまいます。

選んだ道に自分でなんらかの意味を与えて、

あなただけの人生を作り上げてください。

 

私もこの先の人生でいろいろな選択肢を持ち、

自分自身で道を作り出していきます。

道が決まっておらず無限の可能性があるからこそ、

大学院卒業後に官僚になっているかもしれないし、

海外を飛び回って働いているかもしれないし、

はたまたニートになっているかもしれないなど、

どうなるかわかりません。

ぜひみなさん私が将来どのような道を歩んでいくのか、

楽しみに見守っていて下さい。

そして、もし自分の進むべき道に迷ったときはぜひいつもみたいに相談してください。

連絡先は担任助手に適当に聞いてください。

美味しいラーメンでも食べながら一緒に考えましょう。

 

長くなりましたが、

みなさんのこれからの人生に幸あるよう心から願っております。

そして、ここまで大学受験から4年間の担任助手生活はすべて周りの担任助手、

可愛らしい担当生徒たちのおかげです。

みなさんのおかげでとても楽しく充実した4年間を過ごすことができました。

感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 

佐藤尭彦

 

明日のブログは岡島担任助手による「私が東進に入った理由」です。

ぜひお楽しみに!