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2025年 10月 13日 教育学専攻の平岡が解説☆モチベーションアップの方法♪

 

こんにちは!
慶應義塾大学文学部 教育学専攻の 平岡詩乃 です♪

 

 

今日は「モチベーションを上げる方法」についてお話ししたいと思います。
私は大学で教育心理学を学んでいて、「やる気」についてもよく授業で取り上げられています!

 

 

そこで今回は、心理学の考え方も交えながら、
やる気を引き出すヒントを紹介します!

 

 

 

① やる気には2種類ある!

 

ひとくちに「やる気」といっても、実は2つのタイプがあります。
🌟 外発的動機づけ
🌱 内発的動機づけ です。

 

外発的動機づけとは、
「テストでいい点を取りたい」「合格したい」「褒められたい」など、
外からのごほうびや評価を目標にするもの。

これは短期間のやる気にはつながりますが、
目標を達成したあとにモチベーションが下がってしまうこともあります。

 

一方、内発的動機づけは、
「勉強が楽しい」「もっと知りたい」「できるようになるのがうれしい」など、
自分の中から自然にわいてくるやる気のこと。

この“内発的なやる気”が、勉強を長く続ける力になるんです。

 

 

② 内発的やる気を育てる3つのポイント

 

教育心理学者のデシとライアンが提唱した「自己決定理論」では、
やる気を引き出すために大切な3つの要素があるといわれています。

 

💡 1. 自律性
「自分で決めて行動している」という感覚のこと。
“やらされている勉強”より、“自分で決めた勉強”の方が続きやすいですよね。

 

💡 2. 有能感
「できた!」「少しずつ成長してる!」という手ごたえ。
小さな成功体験を積み重ねることが、自信とやる気につながります。

 

💡 3. 関係性
「応援してくれる人がいる」「仲間と頑張っている」と感じられること。
人とのつながりは、モチベーションを支える大きな力になります。

 

 

③ やる気の土台「志」

そしてもう一つ、私が大事だと思うのが「志」(こころざし)です。

 

 

志とは、大学に合格することだけでなく、
「どんな人になりたいか」「どう社会に関わりたいか」という、
長期的な人生の方向性のこと。

 

 

たとえば、
「将来、誰かの力になれる人になりたい」
「あの先生みたいに、誰かを支えて教える仕事がしたい」


そんな“自分の理想”をもっていると、
「この勉強はそのために必要なんだ」と思えるようになります。

 

それが、やる気の根っこになるんです🌿

 

江戸時代の教育者・吉田松陰の言葉に、こんなものがあります。

「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。ゆえに夢なき者に成功なし。」

夢や志があるからこそ、計画が立ち、行動が生まれ、成功につながる。
まさに“やる気の原点”ですね。

 

 

⑤ まとめ

やる気の源は、
「自分が何のために学ぶのか、がんばるのか」を自分で理解していること。

外からの評価だけでなく、
自律性・有能感・関係性を感じられる環境をつくり、
自分の志と向き合うことが大切です。

 

勉強がつらく感じるときは、
「私は何のために頑張ってるんだろう?」
と一度立ち止まって考えてみてください。

 

時間はかかるかもしれないけど、その答えが見つかったとき、
きっとあなたの中から“ほんもののやる気”がわいてくるはずです🔥

 

 

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