二次過去問の復習方法(国語編) | 東進ハイスクール 新百合ヶ丘校 大学受験の予備校・塾|神奈川県

東進ハイスクール 新百合ケ丘校 » ブログ » 二次過去問の復習方法(国語編)

ブログ

2022年 10月 17日 二次過去問の復習方法(国語編)

 

こんにちは。慶應義塾大学商学部に通っている者です。

 

世間ではあたかも暑い夏が終わり涼しい秋が到来していると考える方も増えてきましたが、残暑はまだ厳しく、下手に厚着をしてしまうと暑いと感じることがまだまだ多いです。そのため、僕はこの時期でもきっっっっちりと半袖半ズボン、もしくは夏を感じさせる柄の半袖シャツを着て外を出歩くのです。そうすることで、まだまだ残暑は厳しく、夏はまだ完全には過ぎ去っていないんだということを周囲に伝え、みなさんが無駄に厚着しすぎた状態で外出してしまうのを防いでいます。

 

さて、今日はタイトル通り国語の二次過去問の復習方法についてお話させていただきます。

 

国語の復習方法で悩むところといえば、「本当にこの方法で読解力がついているのだろうか」、「この文章の問題をなぜ間違ってしまったのかは分かったが、違う文章になるとまた同じようなミスをしてしまうのではないか」というものが挙げられます。

 

つまり、『どの文章でも通用する「普遍的な」読解力・いわゆる国語力をこの復習で得られているか分からない』という悩みだと思います。これについては僕も受験生の時に考え、自分なりの答えを出せたのでそれについて述べます。

 

 

以下、僕が個人的に考えてきたことなのでよければお読みください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

まずこの悩みの解消のための大事な要素を抽象度が高い順に述べると、「文章構造の把握」>「段落・複数段落の要約」>「細部までの気遣い」です。これらを意識して復習し、洗練していくことで国語の「その場限りの解法感」が無くなっていくと思います。

 

「文章構造の把握」

まず、件の悩みを分解していくと、「文章はいつも一期一会。だから毎回同じ解き方じゃ通用しない」という思いがあります。

 

この考え方は理解できます。

たしかに、様々ある文章において何から何まで同じというのものはふたつとしてありません。

 

しかし、文章の構造にはパターンがありま。文章は一期一会ですが、文章構造のパターンはそれほど多くありません。文章構造のパターンを意識して復習することができれば、「この文章にしか通用しない解き方」が減ります。

 

どういうことかというと、筆者は自分の主張したいことを分かりやすく伝えるために「他の何かと比べる」、「同じような何かと比べる」、「例を出す」、などのことをします。

 

「主張」→「対比」→「再主張」→「例示」→「まとめの主張」などのように、内容ではなく構造で整理していきましょう。

 

文面だけを読んでしまい筆者が何を言いたいのか理解できない、という状況が減り、整理しながら文章を読む癖がつくので、これを意識しながら読んでいきましょう。筆者が主張をより良く伝えるために

 

「段落・複数段落の要約」

内容を整理しないままただ頭から先まで読んでいくだけではやっていられません。

 

「この段落は結局〇〇との対比の段落だな、(だから次の段落に筆者の再主張が来るのではないか)」など、文章をカタマリでとらえ、「ここらへんの内容は結局〇〇」のように数段落を要約できないかを意識してみましょう。

 

「数段落の内容を整理」→「構造把握に役立てる」の流れができるだけで、もはや一期一会の解法の感覚は僕にはありませんでした。

 

 

「細部までの気遣い」

 

ここからある目標を目指しているとします。水平距離も結構あり、高さも結構ある目標だとします。

 

ここで、目標までひとっ飛びする方法をじっと考えているのが良くない例です。どうせ思いつきません。

ここで、目標まで少しでも近づく階段を1段作るにはどうしたら良いか考えるのが良い例です。

 

このように、国語に限らず僕が勉強するうえで絶対的に一番大事だと思っていた・最重要視していたことは、

「問題を見た時点で答えが分からないのは当たり前。今持っている情報から一歩でも答えに近づく新情報は得られないか。」です。

 

この例から何が言いたいかというと、問題を見てダイレクトに答えを思いつこうとしてはいけない、ということです。

 

その魂胆から脱し、少しでも文章を整理してパターンを抽出し、「抽象的・構造的」に読んでほしいのです。

 

つまり、文章を読んで大雑把に答えに向かって進んでいくのではなく、答えまでのプロセスを細部まで考え出すことを意識して復習した方が、普遍的な国語力が確実に少しずつ上がっていくのではないかと僕は考えています。

 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

 

 

 

いかがだったでしょうか。

 

「文章構造の把握」>「段落・複数段落の要約」>「細部までの気遣い」

 

これraの技能を洗練していくことを意識しながら取り組めば、、有意義な復習になるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてください。

 

※これらの考えは僕が東進で受講した現代文の先生の思想の影響を多分に受けています。「これ○○先生の考えじゃん!」と思った方は、そうです。その先生の考えを徹底してください、ということです!!

 

明日のブログは夏坂担任助手による「二次過去問の復習方法(英語編)」です。今日のと合わせて是非ご覧ください!

 

それでは、素敵な復習ライフを!!!!!