早大生の英語過去問の進め方 | 東進ハイスクール 新百合ヶ丘校 大学受験の予備校・塾|神奈川県 東進ハイスクール新百合ヶ丘校|神奈川県

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2021年 9月 11日 早大生の英語過去問の進め方

 

みなさんこんにちは!

早稲田大学国際教養学部

佐藤尭彦です!

 

今朝外を歩いていたらほのかに金木犀の香りがして秋を感じました。

コロナウイルスが落ち着けば今年の秋こそは紅葉を見たり、

秋刀魚を食べに行きたいですね。

本日のテーマですが、

9月になり多くの受験生が過去問演習を本格的に始めていると思います。

過去問の中でも文理系問わずに重要となる

『英語』について対策方法や意識する点についてお話したいと思います。

目次

1.意識すること

2.目指すレベル

3.必要な演習量

 

1.意識すること

まず、英語の過去問を解く際に意識して欲しい点が4つあります。

こちらに関しては英語のみならず他の教科にも活用できるので

ぜひ参考にしてみてください。

 

1.傾向

みなさんすでに意識していると思いますが、

過去問を解く上で最も意識し分析しなければいけないのがこの傾向です。

具体的には英語であれば、長文が出るだけではなく長文の長さが

500程度かそれとも1000程度の長長文か、

テーマは人文社会が多く、その中でも国際を扱ったものが多い。

など、どのような問題が出てくるかをこと細かく分析しましょう。

また、英語であれば

・長文

・文法問題(選択、正誤、並び替えetc.)

・語彙問題(単語、熟語)

・会話文問題

・英日要約

・英英要約

・和文英訳

・英文和訳

・指定英作文

・自由英作文

etc.

などなど様々な問題の種類があるので、

自分が受ける大学学部は全て把握できるようにしておきましょう。

ここの傾向をしっかりと把握することがその後の対策の要となるので

手を抜かずに分析しましょう。

 

2.大問構成

次は大問構成です。

傾向を分析した上で、

自分の受験大学学部はどのような大問構成になっているのかを把握しましょう。

大問構成の特徴をつかむことが得点率アップに大きく寄与します。

早稲田大学法学部を例にとってみましょう。

大問1:長文

大問2:長文

大問3:文法

大問4:文法

大問5:文法

大問6:和文英訳/整除英作文

大問7:自由英作文

2019年度は以上のような大問構成になっています。

また、個々を見ると大門1,2の長文は1000語近くの長長文です。

文法問題も正誤問題と空所補充のとても難しいレベルのものが出題されます。

大問6は年によってばらつきがありますが、

英作文となり比較的難易度が下がるため確実に取りにいかなければいけません。

大問7の自由英作文はミニマムが100語程度の

一般的な自由英作文ではありますが、

グラフを読み取るものが出たり、絵を見てそれについて述べるものが出たりと

自由度が高いので柔軟な対策と対応が必要となります。

以上のように各大問ごとに法学部ならではの特徴があり、

それぞれの特徴を理解しなければいけません。

 

3.時間配分

大問構成を理解できたら、次は時間配分を考えなければいけません。

過去問演習を行いながら、

制限時間無いで合格最低点を取りきるためにはどのように解けばいいのか、

どの順番で解くのかを試していきましょう。

例えば、上記の早稲田大学法学部であれば私は受験生の頃

①大問7:8分

②大問6:8分

③大問5:5分

④大問4:5分

⑤大問3:5分

⑥大問2:25分

⑦大問1:25分

のように後ろから解いていました時間配分も90分間の中で

余裕を持って解けるように以上の時間配分で行っていました。

以上の時間だと計81分になり、

9分は必ず余るので不足の事態には9分をあてて対応するようにしていました。

また、私は長文が少し得意だったので大問1,2は必ず

20分程で解き終わったので時間的には余裕でした。

以上のように自分の得意不得意や英語の実力を鑑みた上でどの大問から解くのか。

各大問にどれぐらい時間を使うのかをきめてみてください。

 

4.合格最低点

最後に合格最低点です。

今自分が解いている過去問を本番では

どれぐらい点数を取らなければいけないのかを把握しなければいけません。

共通テストは満点を目指して勉強をすると思いますが、

二次私大は満点ではなく合格最低点を越えるために勉強をします。

多くの私立大学の合格最低点は6割~7割ほどとなっています。

そのため本番では3割~4割ほどは落としても大丈夫です。

そもそも、高得点が取れるように作問されていないので、

取れるものだけを確実に取るように考えなければいけません。

各大問で何割取らなければいけないのかを明確にし、

意識しながら過去問演習に取り組むようにしてください。

演習を繰り返していく中で微調整をし、

最終的に自分自身にあった得点の取り方やパターンが見えてくると思います。

 

2.目指すレベル

次に過去問演習をやる際に目指すべきレベルですが、端的に言うと以下の2点です。

1.すべての大問と設問を理解し、次来る問題がわかる状態にする

2.各大問設問の解き方やポイント

この2点過去問演習を通じて完璧にしてください。

逆にこれらができないままか過去問演習を進めていたら危険だと思ってください。

過去問の真の目的は再現性の確保です。

過去問で解いた方法をそのまま本番の初見の問題で

再現できるかどうかに拘ってください。

つまり、すべての問題を完璧に把握する必要があります。

これぐらいでいいやと考えるのではなく限界までとことん突き詰めてください。

 

3.必要な演習量

演習量ですが、第一志望に関しては最低10年分×2周は行ってください。

できれば、2.5周は行って欲しいです。

過去問は何回目に解くものかによって意味合いが変わってきます。

私は以下のように考えていました。

1周目:研究(9月ごろまで)

研究では傾向や難易度を把握し、点を取るための計画を練ります。

2周目:演習(11月~1月)

演習では1周目で得た傾向や所感を基に対策をある程度行い、

合格最低点を取れるように解きます。

3周目:確認(2月直前期入試の数日前)

最後の確認段階ではすでに2回解いていることもあって

問題の内容や流れを把握していると思うので、

当日を意識し流れを確認しつつ満点を取れるように解きます。

 

以上のように、3周とも意味を持っているので不足なく対策をして

当日を迎えたいのであれば直前5年のみでも3周を行なってください。

 

そのうえでみなさんに取り組んでほしいのは圧倒的な演習量の確保です。

ただ過去問を解くだけでなく、

自分の第一志望校に近いレベルや傾向の英語の過去問を

積極的に解くようにしましょう。

私は早稲田大学国際教養学部が第一志望校であったため、

国際教養学部にレベルの近い早稲田大学政治経済学部や法学部を第二志望と定め、

演習量を増やしていました。

詳しい演習量としては

国際教養学部15年×2.5周

政治経済学部10年×2.5周

法学部   10年×2.5周

商学部   10年×2周

文化構想学部10年×2周

教育学部  5年×1周

社会科学部 5年×1周

早稲田だけでも最低138年分は解きました。

これだけの演習量をもってしても早稲田大学を全勝することができませんでした。

合格した学部は国際教養学部、商学部、文化構想学部のみで、

政治経済学部と法学部は落ちてしまいました。

誰よりも対策した国際教養学部と早稲田の中でも比較的問題の難易度が低い

商学部と文化構想学部は乗り切りましたが、

問題の難易度が比較的高い政治経済学部と法学部は英語ではなく

国語の対策が足りずに不合格となってしまいました。

 

最後になりますが、過去問演習の真の目的は再現性の確保と述べましたが、

それ以上に自分自身に絶対的な自信をつけるという目的があります。

誰よりも考えて誰よりも演習して、他の受験生の中でも一番研究した、

一番第一志望校に時間をかけたという実績が本番の大きな力になります。

みなさんも手を抜かずに本気で過去問演習に取り組んでみてください。

応援しています。

明日のブログは鈴木担任助手による第一志望校の決め方です。

お楽しみに!