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2021年 3月 21日 担任助手の卒業 最後のメッセージ~市岡ver~
みなさん、こんにちは!
慶應義塾大学4年の市岡孝太です。
4年間の担任助手生活としての最後のブログということで、読んでくださっているみなさんへ伝えたいメッセージをお届けしようと思います。もしよろしければ最後までご覧ください。
小学校から計算すると16年間もの生徒・学生と呼ばれる期間を過ごして、多くの経験をして、感じたことや学んでことが数多くありました。答えを知ってしまっては面白くないこともありますし、僕が辿りついた答えは正解ではないかもしれませんが、僕なりの現時点での考えをいくつか伝えたいと思います。
①結局、自分を形作るのは自分。
いきなり「結局」という言葉を使ってしまいましたが、何事に対しても真理なのかなと思っています。
みなさんはこれから、[大学受験]・[進学先決定]・[大学生活で何をするか][就職][どんな大人になろうとするか]と多くの選択をする機会があります。そしてこれらの選択は、これまでのそれよりも重みを増してきます。
これを自分自身で決定していかなくてはなりません。もちろん、親の助言や先輩のアドバイスなどは参考にするべきですし多角的な意見は一度は取り入れてみるべきです。しかし、最後に自分の道を決めるのは自分です。
多くの意見やその理由をしっかりと考えて、自分自身の考えを踏まえて、たくさんたくさん悩んで決めなくてはなりません。これを時間をかけて選択できるのが学生の特権なのだと思います。
そして、この意思決定を影で支えているのは「これまで選択してきた自分」なんだと思います。これまでの人生の中での様々な経験が今の自分の考えや価値観を構築していて、そのベースのもとで判断を下しているはずです。
これは年齢を重ねていくごとに段々と方向転換ができなくなってくるのだと思います。堅苦しい言葉が続いてしまいましたが、簡単に言うと、
目の前のことをサボってしまう人はサボりやすい人になってしまう
目の前のことに本気になれる人は何事にも本気になれる
ということです。
たくさんのことに挑戦して、本気になって、頑張ること自体が未来の自分の糧になるのだと思います。
将来の夢がなく、大学でやりたいこともないと大学受験に向けて本気になることは難しいかもしれません。ただ、その努力は必ず未来の自分を助けてくれますし、「努力できる自分」を形作ってくれるはずです。
②高校生活はあっという間でかけがえのない時間だったけど、大学生活も同様だった!
これは現在大学生の方やこれから大学生になる方に向けた側面が強いかもしれませんが、受験勉強真っ盛りの方も大学生活を想像しながら読んでください。
高校をすでに卒業した方なら大きく頷いてくれると思いますが、高校生活は本当に特別でオンリーワンな時間です。小さな世界で部活や学校行事に皆で真剣に取り組む機会は今後二度とないと言っても過言ではありません。そこで生まれた友情は一生モノでこれを上回るものはありません。
そんな日々を惜しみながら大学生になるわけですが、何をするもしないも自分次第の世界です。
進級や卒業に向けて最低限の単位を取得する以外は自由な時間です。
学問を究めたり、サークル活動を楽しんだり、アルバイトで色んな経験をしたり、友人と各地へ出かけたり、趣味に時間とお金を惜しみなく費やしたり、十人十色の過ごし方があります。
中には単位を取るのが大変だったり生活費を自分で稼がなくてはならなかったりする人もいると思いますが、それでも高校時代よりはゆとりがあるはずです。
さて、あなたならこの時間をどのように使いますか?充実させられそうですか?
正解はありません。振り返ってみて自分がどう思うか、です。
僕は90点ぐらいの大学生活を送れたと思います。やろうと思っていたけどできなかったこともたくさんありましたが、それをやっていたら疲れて楽しくなかったかもしれません。その分できたこともたくさんありました。
ぜひ、僕のほうが私のほうがいい大学生活送れたよ!と自慢できるような時間を過ごしてください。
さて、長々と書いてしまう悪い癖が最後まで改善されませんでしたが、少しでも「ふ~ん」と感じてもらえる要素はあったでしょうか。学生生活は長い人生の中では序盤に過ぎませんが、かけがえのない時間であることは間違いありません。みなさんも、とにかく楽しく充実した日々にしてください。そして数年後、社会の一員としてお互い頑張りましょう。
生徒として3年、担任助手として4年。
本当にありがとうございました!
※明日3/22(月)は18:30~合格報告会を実施します。
自習室は18時まで利用可能です。